ESG経営に欠かせないある条件とは?



ESG(環境:Environment 社会:Social ガバナンス:Governance)は、企業が長期的に成長していくための思考として、全世界で取り入れられつつあるものだ。今回は、そのESG思考を取り入れていく際に覚えておくべきこととESG思考を取り入れることで発生しうるデメリットについて言及していきたい。


<ESG経営に欠かせないある条件とは?>

①:辛抱強く経営を進めていくこと

②:経営者の指針を盤石な体制にしておくこと


上記2つは特に欠かせない条件である。

ESG経営では、短期的な利益があまり見込めず、企業がどのくらい我慢比べに耐えられるかが鍵を握ってくる。イメージとしては、ESG経営を行なったことによる直接的な利益というよりかは、そのESG経営を取り入れたことによって副産物的に利益が得られる。といった考え方の方が、より辛抱強く経営を進めていけるのではないだろうか。持続可能な取り組みを行えば、企業のイメージやブランドの向上などに繋がり、結果的にそれが自らの企業に還ってくる。このように、ESG経営を取り入れたからといって、すぐに利益が望めるわけではなく、長い時間をかけ、少しづつ還元されていくイメージでESG経営は取り組んだ方が良いだろう。


また、経営者の指針を盤石な体制にするべき理由は、ぐらつきがあると企業そのものにダメージを負わせかねないからだ。目的地に辿り着く際に「あの道で行ってみよう、この道から行った方が早いかもしれない」と何度も進路を変えるとなかなか目的地に辿り着けず、道中に様々な費用がかかるように、「あれをやろう、やっぱりこれをやろう」となかなか結果が出ないことに焦りを感じ、一度決めた指針を何度も変えてしまうと、いつまで経ってもESG経営を取り入れたことによる利益を得ることが出来ない。したがって、経営者は未来を見据えつつ、自身で決めた指針を頻繁に変えるのではなく、長期的な目で経営を行っていくべきである。


ESG経営を取り入れることで起こりうるデメリットとしては、これまで行ってきた方針とは異なる思考が増えるため、会社全体の負荷が一時増える可能性があることが挙げられる。順応すれば、負荷は少しづつ軽減されていくかもしれないが、一時的な負荷が増えた際には経営者を中心に、会社の舵を曖昧にせず的確な指示を与えていくことが求められるだろう。